人はなぜ過去に囚われすぎるのか

私は知らないカラオケ喫茶にひょこっと顔を出して知らない人の前で歌って度胸をつけて来ました。

そんな自分が社会人になりたての頃に遠方のとあるお店に行った時の話です。

 

自分が歌った後、

「君上手いねー!」

と声を掛けてくれた人がいた。

 

その人は優しい笑顔だったが、少しどこか寂しそうな表情に見えた。

「こんな若い子が演歌唄ってくれると嬉しいね。」

そう言ってくれて、しばし会話をしていた

 

その人がお手洗いに行っている時、

他の人が私に話しかけて来た

 

 

「あの人はね、昔何かをやって刑務所に入っていたみたいなんだ。

気をつけた方が良いよ。君の関わるような人じゃない

そう伝えて来た。

多分その人は良かれと思って自分に行って来たのだろうと思う。

そしてふと周りを見渡すと、

その人と他のお客さん達との距離が自分の目で見ても分かるくらい開いていた。

 

でも、自分にはそんなの気にならなかった。

だって

そんなもの目を見れば分かる

この人が自分に話しかけてくれたのも会話してくれてるのも

何かをしようと企んで話しかけている訳ではない

 

会話をして行くと、その人は自分自身の過去を少しだけ私に話してくれた。

「昔俺は悪い事をしてお袋を泣かせていたんだ。あの世のお袋に申し訳なくて、今も詫びながら生きている。」

そう教えてくれた。

 

その後この人は

「吾亦紅」という歌を唄った

唄っている最中色々な事を思い出したのか

その人の瞳には大量の涙が溢れていた。

周りの人は

‘また泣きながら唄ってる’

と冷ややかな雰囲気だったが

 

自分のレンズに映っていたその人は

輝いていた

色々あったみたいだけど、

最終的に善人になれてよかったね!^_^

 

このケースは少し極端だけど、

 

実際生活して行く中で、

「あの人はこういう性格の人だから」

と他人から言われて

それを鵜呑みにして

その人の人格を勝手に決めつけてやいないか?

 

その人の思い込みかも知れないし、

確かにそうだったのかも知れない、

しかし

その人を見た時

全く同じ事が言えるケースってそんなに多くないのかなと思う

 

人は生きてて

人には言えない過去や

あの時こうしとけば良かったという後悔って

誰もが持っていると思います。

 

でもそう思っているのって自分自身だけじゃないと思う。

 

まぁそういう自分もその考えになれない時があって、後々反省する事多いんだけれども(^◇^;)

 

結局何が言いたいのかというと、

 

過去なんてどうでもいい

“今輝いていればそれで良いじゃないか(^ ^)”

 

自分がよく主催している黒歴史

その様な言えない過去もさらけ出して

新しい自分に出会って

みんなが明るく過ごせる様な

そんな会に出来たら良いな(*^_^*)

 

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あ、ちなみにこの写真は自分の20歳くらいの時の写真ねε-(´∀`; )笑

〜Kengo